親近感ある治療のなかに「先生」としての信頼をプラスしたい。
金城龍矢Ryuya Kinjo
豊中院・院長・柔道整復師
大阪ハイテクノロジー専門学校
自分自身が仕事を楽しみ、
患者さままで楽しませる治療
恩師の背中を追いかけて、治療家の道へ。
小中高、さらには専門学校への進学後もバスケットボールに打ち込んできたのですが、中学校時代のコーチが柔道整復師の方でした。競技の指導者として結果を残しつつ、選手が怪我をした際にはトレーナーとしての役割もこなす。その姿への憧れが、私が治療家の道を歩む上での原点になりました。就職活動では数軒の整骨院を回ったのですが、特に雰囲気が良かったのが、かがやき骨盤整骨院。スタッフの挨拶や表情、院長の話などから、一人ひとりが楽しんで働いている様子が見て取れました。私自身、仕事そのものを楽しみたい気持ちが強かったこともあり、ほぼ直感で入社を決めたように記憶しています。
入社後は1、2ヶ月ほどの研修期間を経て、現場にデビューしました。会社として行う勉強会で手技を徹底的に学べたことに加え、院の先輩方も嫌な顔ひとつせずに練習に付き合ってくれたので、比較的短期間で実際の治療に携わることができたように思います。技術を磨く一方で、人とのコミュニケーションや働くことの意義を学ぶ研修もありました。当初はその目的もよくわかっていなかったのですが、治療の現場で患者さまと関わるなかで効果を実感。何気ない会話からも治療のヒントを引き出せることを知り、黙々と施術に徹するものと考えていた、それまでの整骨院のイメージがガラッと変わりました。
心身両面への働きかけを通して、患者さまの笑顔を引き出したい。
現在は三国院に院長として勤務し、日に15人から20人ほどの患者さまを担当しています。まだまだ技術的に身につけるべきことが多い分、日々「今日は何人を笑顔にする」といった目標を掲げ、少しでも楽しい気分になってもらえるような治療を心掛けています。効果的な施術を行う上で欠かせないのが、事前のカウンセリング。性別も年齢もさまざまな患者さまに対し、こちらから気さくに話しかけ、どのようなことでも相談しやすい雰囲気をつくることで、心身ともに楽になっていただけるようサポートできればと考えています。
以前、膝の痛みのために趣味である茶道から遠ざかってしまった女性を担当することがありました。再び茶道を楽しみたいという気持ちに応えるべく、まずは正座ができるようになることを目標に治療プランを作成。地道に施術を継続することで見事に回復し、現在はお茶席にも復帰されています。かがやき整骨院のスタッフとして、患者さまと真剣に向かい合い、その夢や目標の実現を後押しできたことは、大きな自信になりました。
技術力を高め、より信頼感のある「先生」に。
かがやき骨盤整骨院のモットーは「全員治療」。同じ患者さまの症状を院のメンバーが共有し、一丸となって治療を行うのですが、アプローチの方法は一人ひとりに委ねられています。自分なりの工夫が成果として表れたときに喜びを感じられるだけでなく、周囲のスタッフのノウハウを参考にし、施術の引き出しを増やしていけるので、少しでも早く成長したい人にはおすすめの環境です。
私はこの春で三年目を迎え、院長を任せていただくようになり、後輩や部下もできました。手技の指導などにもあたっていますが、日ごろ忘れていたことを思い出す場面も少なくなく、そのたびに襟を正されています。「先生」と呼ばれる立場にある以上、自らの施術を通じて「痛みがなくなった」「良くなった」と言われることは、何よりの喜び。患者さまからしても症状が和らぐことは、人生の楽しみにつながっていくと思います。今後、いっそう腕に磨きをかけ、ただ単に話していて楽しいだけではない、説得力のある「先生」を目指していきたいです。